今朝のテレビの報道で、明日、2024年6月1日から三重県松阪市において、緊急でない場合の救急車の出動に対して有料化される、ということを知りました。
軽症の救急要請がコロナ以後とても増えていて、救急車の到着時間が伸び、緊急性のある人の救急に間に合わないことへの懸念からの措置だそうです。
かかる費用は「紹介状なしで地域基幹病院にかかる場合の費用」と同じ7,700円とのこと。
どんな場合が費用請求の対象になるのかというと
選定療養費は原則として救急の患者は対象外ですが、救急車利用の場合であっても、基本的に入院に至らなかった軽症の方は選定療養費の対象となりますので、ご留意ください。
※個別の病院・医師が患者の状況もふまえ判断されるもので、一律に行うものではありません。三基幹病院における選定療養費について - お肉のまち 松阪市公式ホームページ (city.matsusaka.mie.jp)
とのことです。
テレビでは「救急車で運ばれたけど入院に至らなかった」場合と説明されていました。
事情はとてもわかるのですが、救急車で運ばれたけど入院しなかった、という場合は結構あるのではと思います。
私も数年前にめまいで3日間起き上がれなかったときにかかりつけの耳鼻科に相談したら「救急車を呼んで」といわれましたが、点滴の応急処置をしていただいてなんとか身体が起こせるようになったので数時間後に帰宅しました。
実家の母も同じで、突然の大量の下血があったときに父が119に電話して相談したら、「救急車を向かわせます」といわれて、すぐ検査、診断していただき、結果として入院に至りませんでした。
どちらのケースも「入院しますか?」と、こちらに聞かれました。
入院が必要かはお医者が決めるものかと思っていましたが、そんなふうに聞かれると「入院の必要はないです」といわれていると感じますので、帰宅したというわけです。
そんな場合であっても、松阪市であれば有料ということになるのかはわなりませんが。(最終的には個別の病院・医師の判断、と書かれていますので)
私は松阪市の市民ではないですが、救急医療の置かれる状況はどこも似たようなものだと思いますので、そのうち有料化は全国に広がるかもしれません。
具合が悪くても意識があれば「こんなとき救急車を呼んでもいいの?」と迷うことがありますが、そんなときは「#7119(救急安心センター)」に電話して相談します。
この#7119は私の住む奈良県は全域が対象ですが、松阪市は対象ではないようです。
代わりに
というサイトをみつけました。
フリーダイヤルで相談できるようです。
松阪市の方は電話のそばにこの番号を貼っておくといいですね。
ちなみに私の実家のある尼崎市も#7119の対象外地域です。
尼崎市の場合は電話相談窓口ではなくて、専用のサイトで質問に回答していくチャートで救急車を呼ぶべきかどうかわかるようになっています。
いつもと違う体調不良になるととても不安になります。
意識があっても数時間以内に処置をしないと命に係わる、という場合もあるので、このへんの判断は素人には難しいところです。
また逆に「7,700円払うんだから救急車読んでもいいでしょ」みたいにならないのか、ということも心配です。