なこのすけらいふ

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映画『オッペンハイマー』を見てきました

昨日はひとりで、数々のアカデミー賞を受賞した話題の映画『オッペンハイマー』を見に行きました。

 

www.oppenheimermovie.jp

 

映画館で映画を見るのは何年ぶりでしょうか。

通信大学の学生証があるので、映画も学割なはずです。意気揚々とチケット売り場へ。

 

チケット売り場、無人でした。。。!

数年前まではチケットカウンターでスタッフが数人いましたけど。

浦島太郎状態で販売機前で並びます。

 

55歳以上は1,100円でした。

スゴイ!!

 

大学生は1,500円だったので、学生証より年齢がモノを言いました。

一般の1,800円との差額が700円って大きいです。

交通費が往復600円かかっていますので、この割引は助かります。

 

これまでも「映画は1,800円」と思っていましたので、歳を取るのも悪くないですね。

 

この割引は「イオンシネマ」でのものですが、少子高齢化イオンモールは高年齢層ウェルカムなんでしょうかね。

 

映画本編では、平日の昼間とあって30%くらいの入りでした。

 

映画は全編を通して、ほとんどがおじさんたちが大量に出てきてしゃべっているシーンで構成されています。

それなのに、息もつかせぬ展開で、3時間があっという間に終わってしまいました。

 

日本ではヒロシマナガサキの情況がしっかり描かれていない、という一部批判もあるようですが、私は今のアメリカで、原爆の日本への投下がどのように捉えられているのかを知っておきたい気もしました。

 

帰宅した連れ合いに「今日オッペンハイマー見に行ったよ」と報告すると、「ひとりで映画行くのズルい」と言われてしまったので、次は休日にふたりで出かけたいと思います。

なんといっても一人1,100円なので!

 

ところで、映画の中で、私の耳にはどうしても「ドクターオッペンハイマー」が聞き取れません。

デュオリンゴを続けていますが、英語って、ほんとに聞き取れないです。。。

通信制の大学で学び始めました

実はこの春、通信制の大学に入学しました。

 

入学したばかりで、まだ同級生の方々ともほとんど交流できてはいませんが、入学式を見渡したところ、今や通信制の大学は私のような定年前後の人が多そうです。

 

今、大学の課題に取り組んでいると、5,6時間はあっという間に経ってしまい、「今まで経験したことがないほど」勉強しています。

学生時代からノートをとるということが大の苦手でしたが、今では教材動画を視聴しながらありえないほどノートをとっていて、数日で利き手にペンだこができてしまいました。

 

貧乏性の自分が学費を自分で払うからでしょうか。

とすれば、両親には本当に申し訳ないことをした、と猛省します。

仕事を通じて、知らず知らずのうちに「学ぶ」ということに慣れていたのかもしれませんが。

 

60歳を手前に、なんの役にも立たない勉強をしたところでどうなるわけでもないかもしれません。

勉強の先になにがあるのかもわかりません。

 

ただ、旺盛な好奇心だけは持ち続ける自分でいたいと思っています。

再現!黒滝村道の駅こんにゃく

今年はまだキャンプに行けていません。

春と秋しかキャンプしない我が家としては、急がないとこの春はもう行けなさそうです。

 

奈良県にはキャンプ場がけっこうありまして、我が家ではよく吉野・天川村方面へでかけることが多いのですが、この時立ち寄るのが「道の駅 吉野路黒滝」です。

 

道の駅「吉野路黒滝」 | 黒滝村ホームページ

 

野菜などキャンプ食材を物色する目的もありますが、一番の目的はここの「串こんにゃく」です。

味シミシミでめっちゃ美味しいんです~~

 

串に刺さった田舎こんにゃくが大鍋にいっぱい刺さっているのも壮観です。

 

連れ合いがめずらしく晩ご飯に「こんにゃくの田楽食べたい」というので、こんにゃくを煮ようかな、と思ったのですが、ふと、この黒滝村のこんにゃく風にできないかなぁ。。。

と思ってググってみると、クックパッドでレシピを見つけました!

 

作ってみると。。。

1枚78円のこんにゃくですが、鷹の爪を効かせてちょっぴりピリッとして絶品です!

めっちゃ黒滝村の味でした!

あんまり美味しかったので、お出汁を翌日に持ち越して二日連続で黒滝こんにゃくを楽しみました。

 

こんにゃくは安くて、しかもダイエットにもいいですし、今後ちょくちょく作りたいと思います。

 

晩白柚とチョコのパウンドケーキ

先月、「晩白柚(ばんぺいゆ)」のザボン漬けを作ったことを投稿しました。

 

nakolife.hatenablog.com

 

面白いことに、その後まもなく長男からLINEで

晩白柚ってでっかいミカン職場でもらったんやけど、どうしたらいい?」

と聞いてきました。

 

なんで職場で晩白柚をもらうことになったのか?

というと、

職場の人の実家(たぶん九州?)から、よく柑橘類を送ってくるけど、さすがに晩白柚だけは誰にでももらってもらえるものではない、こまめに料理している長男ならなんとかしてくれる、

ということらしいです。

 

ザボン漬けの説明が面倒なので、先日の私のブログを送りました。

 

そして、また後日、長男が旅行のお土産を持ってうちへ来た時に

ザボン漬けがめっちゃたくさんできたから持ってきたー」

とタッパーに入れて持ってきました。

 

そのまま食べてもおいしいけど、先月うちでも作ってさんざん食べたあとなので、パウンドケーキに入れてみることにしました。

パウンドケーキ型がなかったので、丸型で焼きました。

チョコチップも入れて、ティータイムに。

ザボン漬けはチョコレートとよく合いますので、パウンドケーキにはチョコチップも投入、数十年ぶりに作ったパウンドケーキでしたが、まずまずの出来で、おいしかったです。

 

ちなみに長男のザボン漬けは、私の作ったものより水分も適度に抜けてプロっぽい仕上がりになっていました。。。!

昭和世代の心配事!長男の有休旅行が気になる

31歳の長男が、頻繁に有休休暇をとって旅行を楽しんでいるのが、少なからず心配な昭和世代です。

 

先日、長男(消費財メーカー、研究職)から平日の昼間に電話がかかってきて、

「5月の木曜日夜発の秋田行きの飛行機のタイムセールやってるけど行かへん?退職してヒマやろ?」

と言います。

 

ヒマちゃうけど。。。

 

秋田、行ってみたいのはやまやまですが、親として子供を2日も休ませていいのだろうか。。。

 

いや、長男はもう立派なオトナだし、会社を休んでいいかどうかなんて自分で決めればいいことなんですけど。学校ちゃうし。

ちゅうか、アンタ、今就業時間中やろ?なんで私用電話してんの!?

 

迷ったけれど結局辞退しました。

 

で、後日長男に聞くところによりますと、なんと辞退した私の代わりに所属の部長さん(女性)が、しかもその夫さんも一緒に3人で行くことになったのだとか。

 

部長さん!大丈夫!?

 

なんて開けた社風なんでしょうか。

 

一方、私の妹(建設資材メーカー、総務人事職)が勤める会社では、5月に全社での一斉有休取得日があって、なんとその日にボーリング大会があるそうです。

 

妹よ!大丈夫!?

「有給は自分の自由にとりたい」とか「暗黙の強制参加反対!」とか「ブラック」とか言われない!?

 

働く環境も、急速に現代風にアップデートされていく会社と、時代に取り残される(言い方を変えれば古き良き時代を継承する)会社に二極化されているように思えます。

 

色んな価値観や多様性が広く認識される世の中で、有給休暇の有り様ひとつとっても、最適解を見つけるのが難しい時代になってきましたね。

長男だって、頻繁に休んで旅行に行っているように感じるけど、平均すれば月に1日程度有給取得しているにすぎず、有休取得率だって100%に達しているわけでもありません。

 

親世代から子どもへできるアドバイスなんて「人としてどうか」以外はもうないように思われます。

「歩く」効用

週1回通っていた公営の室内プールが昨年末に空調設備の故障で営業停止になっており、今まだ復旧していません。

 

プールは、もともと持病の股関節痛のリハビリを目的に始めたのですが、水泳の効果が奏功したようで、股関節の痛みがみるみる取れて大満足だったのですが。

 

nakolife.hatenablog.com

 

プールが使えなくなってから「水泳を止めると股関節痛はどうなるのかなぁ」と少し心配していましたが、今は「歩く」ことだけでなんとか良い状態が維持できています。

 

歩くことにも慣れてきて、片道1時間以内なら「歩く」という選択です。交通費も節約できて二重のメリットです。

 

もう少し遠くまで行きたいという欲求もあって、そんなときは「自転車が欲しいなぁ」と思うこともあるのですが、自転車があると近場でも乗ってしまいそうです。

せっかくついた「歩く」という良い習慣がなくなってしまいそうで、なかなか自転車を買う決心がつきません。

 

「歩く」ということは健康に良い効果をもたらすことが、様々な研究結果によって実証されているそうです。

www.bbc.com

 

私もここ2ヶ月で歩くことが習慣化されて、これまで駅まで17~8分かかっていたのが、昨日時間を測ってみるとなんと13分になっていました。

歩く速度も速くなっている実感があったのですが、こんなにも早くなっているとは驚きです。

動悸や息切れもしませんし、足もどんどん前に出るようになりました。

 

自転車購入は、もうしばらくおあずけです。

 

 

没後50年 福田平八郎展に行きました

昨日は、大阪市内に出る用事があったついでに、中之島美術館で開催中の「福田平八郎展」に行ってきました。

 

中之島美術館のシンボル、ヤノベケンジ氏による作品「SHIP’S CAT (Muse)」

福田平八郎は、明治生まれ、大分県出身の日本画家ですが、もの知らずの私はこれまで知らない作家さんでした。

ただ、「雨」という瓦屋根を描いた作品だけは、きっと何かの画集か教科書に載っていたのでしょうか、記憶にある作品でした。

 

同時開催のモネ展が平日ながらものすごい人気で、チケットの券売機がどちらの展覧会も同じ列に並ぶので、チケット購入まで30分もかかったのは想定外でした。

モネ展の方は入場までもすごい長い列ができていましたが、幸い福田平八郎展の方はすぐ入場でき、会場もゆったり見ることができました。

 

日本画は皆そうだと思いますが、福田平八郎は「写生」をとても熱心に行った人で、自らを「写生狂」と言ったようです。

京都市立絵画専門学校(現京都市立芸術大学)時代からとても優秀だったようですが、「とても絵が上手い」ために却って自分の絵の方向性に悩み、学生時代の作品から晩年まで様々なタイプの作品が展示されていました。

 

ただ、一貫して「ものをよく観察する」写生に重きをおくという姿勢は終生変わらず、一見抽象画にも見える作品もおびただしい写生の果ての集大成であることが感じられる作品群です。

 

図録に掲載されていたお孫さんである福田敬子氏の回想文では、

「お菓子や果物など、美味しいいただき物が多かったのですが、なかなか口に入らず、美味しいうちに食べさせてとお願いしていました。というのも、祖父は思い立った時にそれらを写生しだすからです。」

とありました。

 

私は、先日もワラビやタケノコのいただき物があった際にも、こうしたものは絵のモチーフにはもってこいなのですが、「描きたい」という気持ちと、「早く下処理をして美味しい状態でいただきたい」という気持ちのせめぎ合いです。

自然物は時間と共に移ろいゆくもので、だからこそ感動を呼ぶモチーフとなるのかもしれません。

 

学ぶことの多い展覧会でした。

 

ご興味のある方は、下記公式ホームページから展示作品を数点見ることができますので是非ご覧ください。

私が好きな「青柿」が前期展示作品で、今回実物に接することができなかったことが心残りです。

福田平八郎展は5月6日までの開催です。

 

没後50年 福田平八郎 | 大阪中之島美術館