今日は「お題」で書いてみます。
私の受験期の思い出は、試験会場で小学校時代のあこがれの男子に再会したことです。
私の時代は、国公立大学を受験する場合『共通一次(大学共通大1次学力試験』という試験を受けなければなりませんでした。
国語、英語、数学、理科と社会はそれぞれ2科目を選択し、合計7科目も受けなければなりません。
志望校を1校だけに絞っていた私は、この試験にかけていました。
高校3年の3ヶ月間で体重も7キロ減りました。
母曰く、「あのとき、あんた髪も薄くなってきてて、よう言わんかったけど心配やったわ~~」とのこと。
受験って、本当にメンタル削られますよね。
おまけに試験日の1週間前の体育の授業で、最も苦手とする『バレーボール』でした。
その日は試合形式の授業で、サーブレシーブを受けそこなった私は右手親指を激しく突き指、親指の付け根がみるみる腫れて。。。
1週間後の試験では右手は包帯グルグル巻きの鉛筆は『拳骨握り』。
真冬の試験当日は雪模様で、よけいにキズが痛みます。
受験会場は山腹に位置する大学の『工学部』の校舎で、女子トイレが極端に少なくて休憩時間ごとに行列になることも、何気にしんどい。
というわけで、あまりよい思い出のない受験ですが、なんと試験会場で小学校のときクラスみんなのあこがれの存在だった男子に偶然再会したのです。
勉強ができて、スポーツが得意で、背が高くて爽やか系という3拍子揃った人気者、しかも地元でひときわ大きなお屋敷の子供でした。
あいうえお順が近くて席が前後していたのです。
「もしかして、〇〇さんちゃう?」と声をかけられました。
その子は中学高校と私学の進学校に行きましたので、中高を公立で過ごした私とは実に6年ぶりの再会でした。。。!
私もすぐわかりましたが、相手も覚えてくれていて、嬉しかったです。
試験はよい結果とはなりませんでしたが、この部分だけは、わずかにほんのりとよい思い出です。
今のように携帯電話があるわけでなし、結局その後も会うことはなかったんですけどね。