私のストレスに関連する不具合のお話しです。
先日のパニック障害に引き続き、今日は「メニエール病」の体験記です。
実は結論からいうと、私のめまいは「メニエール病」だったのか「良性発作性頭位めまい症」だったのかは判然としませんが、以下のような経緯をたどりました。
発症までの情況
数年前からパーキンソン病の連れ合いの母の生活を、連れ合いと一緒にサポートしていました。
身体的介護をしていたわけではありませんので、介護というにはおこがましいかもしれませんが、介護の事務手続きや病院探しなどは仕事中も抜けて電話しやすい私がメインでやっていました。
一時はほぼ毎日なんらかの対応をすることがあって、色々疲れとストレスがたまっていたのかもせれません。
通院はもちろんですが、介護計画の相談をする地域包括支援センターも基本的には平日の9時から6時までの対応なので、有給休暇も使い切ってしまいました。
起床時、突然の発症
ある朝、起床時にいきなり強烈なめまいと吐き気で立てなくなり、連れ合いに抱えられて耳鼻科を受診し、「メニエール病の疑い」と診断されました。
3日経っても起きあがることができず、頭を少し傾けただけで目が回るし、猛烈な吐き気が襲ってくるのでろくに食事もとれません。ずっと3食ゼリー飲料をすすって過ごしました。
診てもらった耳鼻科医院に電話で相談したところ、救急車を呼ぶように指示され、総合病院に運ばれました。
意識はしっかりしていましたが身体が起こせず、自家用車にも乗ることができなかったからです。
運ばれた病院で点滴を受けると数時間でなんとか身体を起こせるようになり、息子に迎えにきてもらい自家用車で帰宅しました。
何故耳鼻科でこの点滴してくれないのかは謎でしたが。。。
メニエール病の薬として「イソバイド」というものすごくマズイのゼリー状の薬を飲み続けましたが症状はそれほど収まらず、頭を動かすとグルグル回ります。
ですが仕事もいつまでも休めないので5日目からはふらふらしながら電車通勤しました。
すぐには良くならないめまい症状
当初の激しいめまいと吐き気は治まりましたが頭を動かす度にグルグル目が回る、フワフワした浮遊感、耳鳴り、聴覚過敏を抱えながらの仕事と義母のサポート生活が2年ほど続き、耳鼻科も4回変わりました。
二週間に一度の受診、まずくて高い毎食後のイソバイド。。。なかなかスッキリ良くならずけっこうキツかったです。
最終診断は。。。
最後にみてもらった耳鼻科で、大きなゴーグルのような眼鏡をつけられ、頭をいろんな方向に向けられる検査をした後、
「メニエール病ではなく、良性発作性頭位めまい症ですね。当初はメニエール病だったかもしれませんが。」
という診断を受けました。
実は自分でもネットなどで調べて「良性発作性頭位めまい症」ではないかと思っていたのです。憑き物が落ちたような気分でした。
こちらの耳鼻科で「しばらく上体を起こしたまま寝るように」いわれ、実はこれでかなりよくなりました。
今ではほとんどグルグル回るめまい症状は出なくなっています。
フワフワ感と耳鳴りは残りましたが、日常生活は問題なくできていますが許容範囲です。
パニック障害もめまい症状も、診断が難しく、外見からは悪いところがあるようには見えませんので、なかなか他人から辛さを理解してもらうのは難しい症状です。
しかもどちらも、治療でスッキリ治るという性質の病気でもないので、今後も根気よく付き合うことになりそうです。