なこのすけらいふ

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ミャンマー人水彩画家マウンマウンティンさんの絵画展に行きました

今日は祝日。

連れ合いと一緒に奈良市で開催中のミャンマーの水彩画家マウンマウンティンさんの絵画展に行ってきました。


奈良会場での開催は昨日、今日の二日間でした。このあと大阪、神戸でも引き続き開催されます。

ミャンマーの国軍のクーデターと反政府運動のニュースは最近ほとんど報道されなくなっていますが、事態が好転していることは決してないそうです。

そんな中でちょうど昨日、ミャンマー国軍が徴兵制を実施するというニュースを見たところでもあります。

 

ウンマウンティンさんはミャンマーカレン族で、長年の差別と迫害を受けて現在はタイに逃れ、絵を描き始めた方だそうです。

 

彼の水彩画はとても技巧に優れ、鮮やかな色彩が特長だと思いました。作風はリアルでありながらとても絵画的です。

 

ミャンマーの人々の置かれた厳しい状況を描写した作品が多い中、無邪気な子供たちの笑顔の並んだ作品などもありました。

作風は下記のカレンダー販売のページから少し見ることができますので、興味のある方はご覧になってみてください。(カレンダーの販売は終了しているようです)

 

ミャンマーの情況に関心を寄せることももちろんですが、私も絵を描くことが大好きなので、マウンマウンティンさんの描く作品自体にとても興味を惹かれました。

 

彼の描く絵画は見る人に感動を与え、また見る人にミャンマーの現実を切実に伝えます。

世界中の誰にも、『殺された子供の体温を感じようと子供の遺体に触れ続ける親の絵』を描かせない世の中になってほしいと、今日は思いました。