なこのすけらいふ

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コロナでなくなった職場のお茶出し

来客時のお茶出し、コロナ後はどうしていますか?

コロナを機に今までしてきたことをやめてしまおう、という流れがあります。

職場の新年会や忘年会、歓送迎会なども、コロナが5類に移行しても復活していないケースは多いのではないでしょうか。

職場の来客時のお茶出しもそのひとつです。

昭和世代の私にとって、来客があればお茶を出す、ということは当たり前のことだと思ってきました。

得意先はもちろんですが、仕入先の営業さんなどは1日に何軒も得意先を訪問するでしょうから、いちいち出されたお茶を全部飲んでいればお腹もタプタプになります。

でも来客へのお茶出しは、単に「喉が渇いている人にお茶を提供する」というものではなく「わざわざ来てくれてありがとう、歓迎しますよ」という、相手への感謝と敬意の気持ちを表す儀式のようなもの、と私は理解しています。

私の職場でも来客があればコロナ前までは日本茶をいれて出していましたが、緊急事態宣言以後は衛生上の問題から来客へのお茶出しをしなくなりました。

当初は一時的な措置として止めていたお茶出しですが、コロナも5類へと移行し、「さぁ、お茶出しはどうしようか」とみんなで検討しました。

そして検討の結果、前のようにお茶をいれるのは止めにして、ミニペットボトルで出そう、というところに落ち着きました。

5類になったからといって、やはりまだ来客の中には衛生的に抵抗がある人もいるのでは、という理由からです。

でも、考えてみればペットボトルだって素手で扱うのですから、もしウィルスが付着していたらやはり完全に防御できるわけではありません。今ではみんな呑み会も解禁ですよね。

だから、ペットボトルでのお茶出しは単なるパフォーマンスです。

コロナ以前からも、会社によってはペットボトルでお茶を出す会社はありました。
比較的新しい会社、IT関連など比較的若い人の会社に多い印象です。

でも、実際のところペットボトルで出されたお茶を開栓してその場で飲みだす人は少数派です。よほど喉が渇いている人でしょう。

ほとんどの人が手をつけられませんので、商談後はそのまま持ち帰ります。

世の中は「タイパ」ブームで、来客ごとにいちいち給湯室でお茶をいれて出すなんて生産性のない業務だと思われているのかもしれません。

ビジネスライクということでしょうか。

少し余裕のない世の中になったなぁ、とも感じてしまいます。