実家の母はⅠ型糖尿病です。
毎食前と就寝前はインスリン注射が欠かせませんので、その度に血糖値測定が必要です。
数か月前に主治医の指導で『フリースタイルリブレ2』という、皮膚に常時貼り付けた留置のごく細い針がついたセンサーから1分毎のグルコース値を測って、スマホで確認できる医療器具を使い始めています。
センサーは粘着テープで腕の内側の皮膚に貼り付けますが、幸い今のところ母には皮膚炎などの不具合は出ていません。
これまでは、食前や体調の違和感など自覚症状があるときに針で指先を突いて血液から血糖値を測っていましたが、この方法だと定点観測しかできません。
リブレを使うようになってから、つどの血液を採取しての血糖値測定もする必要がなくなり、1分ごとの血糖値(正確には間質液のグルコース濃度)の動きをグラフで把握することができるようになって、とても便利です。
ただ、母はとても真面目な性格なので、この血糖値の全体の流れが「把握できすぎて」気になりすぎてしまい、かえってあれこれ対処に悩むことが増えました。
それでも、血糖値の情況が一目でわかることで主治医もアドバイスがしやすくなるだろうし、今後血糖値コントロールが改善するかもしれません。
『フリースタイルリブレ2』については、父も自分のインスリンをしている友人に情報提供をしたところ、さっそく取り入れて「血糖値がよくなった!」と感謝の連絡をもらったそうです。
Ⅰ型の母の場合はまだまだ有効活用が難しい様子ですが、人によってはとても便利な医療器具になっているようです。