7月14日に、人工甘味料のアスパルテームについて、「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」と世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)が分類したと報じられました。
アスパルテームはダイエット清涼飲料などにも広く使われている人口甘味料です。「〇〇スイート」などの商品名で販売される甘味料としても使用されています。
私の実家では長い間アスパルテームを使用した人口甘味料を使っています。母が50代でⅠ型糖尿病を発症して以来の愛用です。
日常的に使っているわけですから、このニュースを見たとき「すぐ実家に連絡して注意しなければ!」と考えました。
でも落ち着いてニュース本文をよく読むと「発がん性の可能性がある」カテゴリに分類されたので今後研究を進める必要がある、という内容です。
この二日、他の関連記事も読んでいますが「発がん性の可能性」についてはどうもそれほどエビデンスが揃っているわけでもないようで、即「危険」というニュースだったわけではありませんでした。
もう実家でも何十年も利用されてきましたし、何よりこの人口甘味料がなければ母の食生活は成り立ちません。(砂糖は血糖値を爆上げするので)
アスパルテームは食品業界でも広く使われている人口甘味料であることから、経済界への影響も大きいと思われます。本当に有害であればもちろん使用は禁止するべきですが、こればかりは一般人にリスク評価することは不可能で、報道に頼るしかありません。
現状では、母には使用するメリットが大きいので、もしこのニュースを知らないのであれば現段階で知らせて不安にさせるのもよくないのかなと思いました。
何しろ血糖値というものは自律神経の影響も受けやすいので、Ⅰ型糖尿病で血糖値管理の難しい母へこれ以上のストレスをかけたくもありません。
とはいえ、アスパルテームの問題については今後も気を付けてニュースを追っていきたいと思います。