なこのすけらいふ

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『虎に翼』には共感しかない

4月から始まったNHKの朝ドラ『虎に翼』が面白くて、今連ドラ録画して欠かさず見ています。

 

www.nhk.jp

主演の伊藤沙莉さんが大好きなのもありますが、このドラマは初回から共感することしきりで毎回今までにない集中力で15分間を見ています。

 

主人公の「トラちゃん」はお年頃なんで何度もお見合いをさせられますが、「どうしても結婚がいいものとは思えない」という気持ちを抱えてスッキリしていない、という設定です。

 

私も20代のころ、やはり次々結婚していく周囲の同世代女性をしり目に「どうしても結婚がいいものとは思えない」という気持ちが強くモヤモヤしていました。

 

当時はすでに男女雇用機会均等法がスタートしていましたが、まだまだ女性は結婚したら、または子供ができたら仕事を辞めるもの、という世間の常識で、退職金だって寿退社でない場合は半分しかもらえず、という時代。

 

様々な責任のもと社会人として生きているオトナの女性であるにも関わらず、公の場所では一歩引いて男性を立て「スンとしている女性」でいるのが当たり前、というのがどうにも納得できず、またそれを「そういうもの」として受け入れ、ゴンドラに乗ってスモーク炊かれる友人たちにも共感できず。。。

 

過去には「オレについてきてほしい」と言われたものの(今の連れ合いとは全くの別人)、「じゃあ私の仕事は?人生は?」と素直には受け入れがたく、心の中では「そっちがついてくるって選択肢はないんかーい!」と思ってみたりもしました。

 

『虎に翼』の公式ページには「困難な時代に立ち向かい」とありますが、私には今この時代であっても、こうした「困難」はまだまだ継続中のように感じています。

そういった意味で、私にとってこのドラマは躍動的なストーリー、出演者の巧みな演技というだけでなく興味深く見れるものとなっています。