なこのすけらいふ

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50代、既に目の前にある「終末」を考える

シュウメイギク。とても好きなお花です。

今朝から急に冷え込んできました。

ぼやぼやしているとすぐに年賀状の投函時期になりますね。

50代ともなると、年末に賀状欠礼の喪中ハガキが届くことも多くなってきました。我が家でも昨年は10月に義母が亡くなったので、今年の賀状は欠礼しています。

来週、実家の母の姉、私にとっては伯母が、長女と一緒に数年ぶりに母を訪ねて来る予定になっています。

伯母はちょうど80歳、数ヶ月前に初期の乳ガンが見つかり手術をしました。

この伯母の連れ合い、つまり伯父の方は数年前に肺ガンで亡くなっています。

伯父とは普段あまり親しくしていなかったこともあり、最期に会いにいくことができず、今は少し後悔しています。

緩和病棟にいたのだから、元気なときに顔を見にいけばよかった、と。

あのとき、少し、怖かったのです。
どんな顔で何を話せばいいのかと。

伯父は、自分の病気を知ったあと、身の回りの整理をし、囲碁の会にもきちんと挨拶して退会し、緩和病棟に入りました。几帳面な人でした。

こんな後悔もあって、今回、伯母には絶対に会っておこうと思い、来週は有給休暇を取り実家へ帰省します。

私の両親も二人ともガンを乗り越えました。

母は更にⅠ型糖尿病をも抱えつつ、今まだ自立して生活ができていますが、いつ突然義母のように介護が必要になるかわかりません。

人は誰にも平等に訪れる「終末」ですが、家族といえどもなかなかストレートにそのことを語り合うのは難しいものです。

親世代だけのことでもありません。

50代ともなると、ちらほら不調も出てきますし、やはり何らかのガンを煩うことも珍しくない世代です。

若い頃と違って「終末」は身近に存在しています。

目を背けず、向き合っていかなければと思っています。