なこのすけらいふ

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有給をとって出社してくる社員たち

企業文化なのでしょうか、私の職場で、有給休暇を取っている日に出社してくる人たちがいます。

朝礼でも「今日は有休をいただたいていますので14時で早退させていただきます」とか「今日は有休なので、外出後に直帰させていただきます」とか堂々と報告しています。なにこれ?有休なのに、なんで会社来てるん?

と私は思うわけですが、これがまた勤怠システムにおいて上司に承認されてしまっているわけです。

ですが「承認している」、というのが実は大変マズい状態です。

いくら上司が「私は指示していません、部下が勝手に出社したのです」といったところで承認しているのが何よりの証拠、

「休日出勤を強要し、賃金を払わない」

という状況を知らず知らず作り出してしまっているからです。

私の職場は半日有休制度がないので、早退で給与カットされるのがイヤだというのはわかります。

でも用事でどうしても早退の必要があり、しかもどうしてもその日は出社して仕事をしなければ期日に間に合わない、というのであれば、早退処理はやむをえません。

でも、突発的な仕事はあるかもしれませんが、たいていの場合は自分の普段の段取り次第でそういった事態は防げるものです。

そもそも休みに出社しなければならないことが頻繁にあるというなら、その部署は人手を増やすなり業務を見直すなりの必要があるはず。

こんなことが常態化する職場では、他の社員たちも「自分たちもそうしなければならないのでは」と間違った意識を植え付けかねません。

こうした人たちは自分はこんなに頑張っている、いっぱいいっぱいだ、ということを暗にアピールしているのかもしれません。

上司の人は、有給申請した人がその日に出社したら、なぜ出社する必要があるのか聞くこと、そして仕事をすることを認めるのであれば有休は取り消し、別日に改めて取らせること、正当な理由があるなら早退や遅刻は認めることが必要です。

そしてもちろん、有休日に出社しなければならないなどということにならないよう、仕事の段取りをしっかりつけられるように指導すべきでしょうし、それでも仕事が残る場合は残業も認めるべきです。

 

「サービス〇〇」は今の時代、労務管理をする上で会社にとってはかえって迷惑であること、評価の対象にはならないことを本人にわからせることも大事です。