なこのすけらいふ

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乗馬の思い出 その1 馬には人に見えないものが見える

趣味で乗馬をしていたときの体験話です。
平日の夜、仕事帰りに時々ナイター騎乗に通っていました。

ナイター騎乗ができる乗馬クラブってそんなにたくさんはありません。

そのクラブはかなり会員数の多いクラブで、週末の昼間のレッスンではいつも角馬場に20頭近くが一緒に運動するのですが、平日の夜のレッスンは多くても5頭くらいでゆったりとしています。

角馬場の柵に沿って(蹄跡といいます)ウォーミングアップをしていると、馬場の入り口の立木のある場所を通る度に馬がなぜかビクッと反応します。

馬は敏感で臆病な動物です。

何か怖いものを見つけるとすぐさま走って逃げたくなる、というのが馬の特性でもあります。でも、「今人を乗せてるから暴れたらダメだ。。。!」と我慢してくれているのかもしれません。

インストラクターに

「馬には人には見えないものが見えるんですよ」

と言われ、確かに馬は目がいいし近眼の私よりは色々と見えるでしょうが、彼らが言うのはそういう意味ではありません。

レッスンが終わって馬場の真ん中で馬から下りました。

そして馬を引いてその木の下を通りかかったとき、突然馬が立ち上がったのでした。薄暗い馬道ですが、周囲には特に何も変わったものはありません。

馬の乗り下りを馬の繋ぎ場で行う乗馬クラブもあります。

砂場の馬場ではなくコンクリートの馬道で乗ったまま立ち上がられたら、私も無事にはすまなかったかもしれません。

馬には、何か人の見えないものが見える…、

怖い話しが苦手な人にはちょっとキツいお話しかもしれませんね。

何を見つめているの?