私は子供のころから股関節の調子が「少し」悪いです。
母の証言では、新生児検診で「股関節の開きが悪い」と指摘を受けていたとのこと。50代になり最近また痛みが出てきたので、ここ5カ月ほど整形外科にてリハビリを受け始めました。
これを機会にこれまでの「股関節調子悪い履歴」を記録しておこうと思いつきました。
幼児期
椅子に座っていると足の痛みとだるいのとで、よく泣いて先生を困らせる。
学童期
遠足などのあった晩、足全体が痛くてだるくて眠れない、子供心に「足を切り落としてほしい」と思うほどの痛みで、よく寝床で泣きべそをかいていた。
中高生期
股関節回りの筋肉が育ったのかあまり痛みはなかった。
ただ、歩いているとき度々股関節が「ちょっと外れたような」状態になり、自分ではめ込むようにして直す、というのを繰り返す毎日だった。ちょっと外れた感じでは、外れた方の脚は持ち上がらないので、振り出すようにして歩いていた。
大人になって
「ちょっと外れる」感じは相変わらずだが、大きな不自由はなく過ごす。
アラサーで乗馬を始めて
とあるきっかけで乗馬を始める。騎乗後、股関節の痛みを再認識、ひどいときは歩けないくらいの痛みを生じるようになる。「自分って股関節悪かったんだ」と思い出す。
どうしても乗馬は続けたくて整形外科を受診。レントゲンの所見に特に悪いところはなく、痛みの原因はわからないが、痛みが出る動作はやめるように言われる。でも乗馬に夢中だったので、整体に通ったりしてだましだまし馬に乗り続ける。
時々は病院を変えて受診してみるのだが、どこの医院でも「異常なし」といわれる。股関節の痛みは生まれつき股関節の被りが浅い股関節形成不全による変形性股関節症である場合が圧倒的に多い。レントゲンでは私の股関節はしっかりと大腿骨をホールドしていた。
どこの医院でも異常なしと言われ続けると、まるで私が詐病ではないのかと疑われているような気にもなるし、とにかく痛みの原因がわからなければ対処のしようもない。
そのうちだんだんと痛みが増し、乗馬のパフォーマンスも落ち出す。
試合後に痛みで歩けなくなってしまったので、これからの乗馬ライフのために整形外科に有名な医師のいる総合病院を受診する。
ここで初めて「股関節インピンジメント(FAI)股関節唇損傷」と診断される。
この時まだ「FAI」という症例が認知し始めのころだった。ネットで調べてもほとんど情報は得られなかった。
FAIには「ピンサー型」と「カム型」及び「混合型」があり、私の場合は混合型と診断される。結局手術の対象になるレベルではないので、スポーツは痛みと相談しながら自分で判断せよと言われる。
50代
痛みのレベルが少しずつ上がる。痛みで馬の動きにもついていけなくなる。自分はオリンピック選手ではない。ついに乗馬ライフを終了する。
乗馬を止めると痛みは治まった。
ところが最近
何もしてないけど日常生活で痛みが出るようになる。おまけといってはなんだが膝も痛い。後で調べてみてわかったのだが、股関節が原因で膝の痛みがでることもあるようだ。立っていても座っていても寝ていても痛い。満員電車で足の踏み場がない状態や、車へ乗り込むとき、靴を脱ぎ履きする前屈みの姿勢、靴下をはくとき、爪を切るときとても痛い。
「身体全体が硬くなっているのがよくないのでは?」と思い、きれいなお姉さんが指導してくれるYouTubeで開脚のストレッチを始める。
毎日ストレッチして1ヶ月、痛みがどんどん増す。
「ひょっとして、これはまずいヤツちゃうん。。。?このまま自己流で大丈夫か?」
と思い、折しも自宅の向かいに整形外科ができたので受診してみる。だって、まだ50代なのに自分の足の爪自分で切れなかったら困るじゃないですか。80代の母の爪は私が切っていたが、50代の私の爪は誰が切ってくれるのだろう…
医師によると、レントゲン所見に比較して筋肉のこわばりが強すぎる(可動域が狭すぎる)とのことで、月2回のリハビリを開始する。教わったストレッチも朝晩毎日真面目にやる。
リハビリ後5カ月経ち、やや改善の兆し。これまでの痛みが10としたら8~9くらい。
と今現在こんな経緯をたどっています。
今や人生100年時代ですから、歩けなくなって長い期間過ごしたくはありません。
先日、実家の父に股関節の運動の本を紹介され、その中でできそうな運動をやってきているのですが、1週間ほどして痛みレベルが7~6くらいまでになりました。
整形で教わったストレッチより、自分にはこの本に書かれている運動の方が効果を感じられるので、しばらく並行してやってみようと思います。