縁側のある家に住んだことがなく、縁側にとても憧れています。
父方の祖父母の家は代々農家だったので、100年以上前に建てられた古い家にはもちろん縁側もあり、お茶の時間や家の中での軽作業、本を読んだりうたた寝したり、をこの縁側で楽しんだものです。
今はこの家は祖父母も亡くなって売ってしまったので、帰省することはできません。
田舎の古い家が住む人も無くなり廃墟となることを思えば、買って住んでくれる人がいたのはありがたいことなのですが。
縁側は、家の中と外との境界のような場所、家の中に外の光と空気が入ってくるこの絶妙な環境が縁側の醍醐味かもしれません。
ちょうど芝生広場の木陰のような心地よさです。
マンション暮らしに縁側は望めませんが、
「縁側でお茶が飲みたいなぁ」
と、ときどき恋しくなったりします。