31歳の長男が、頻繁に有休休暇をとって旅行を楽しんでいるのが、少なからず心配な昭和世代です。
先日、長男(消費財メーカー、研究職)から平日の昼間に電話がかかってきて、
「5月の木曜日夜発の秋田行きの飛行機のタイムセールやってるけど行かへん?退職してヒマやろ?」
と言います。
ヒマちゃうけど。。。
秋田、行ってみたいのはやまやまですが、親として子供を2日も休ませていいのだろうか。。。
いや、長男はもう立派なオトナだし、会社を休んでいいかどうかなんて自分で決めればいいことなんですけど。学校ちゃうし。
ちゅうか、アンタ、今就業時間中やろ?なんで私用電話してんの!?
迷ったけれど結局辞退しました。
で、後日長男に聞くところによりますと、なんと辞退した私の代わりに所属の部長さん(女性)が、しかもその夫さんも一緒に3人で行くことになったのだとか。
部長さん!大丈夫!?
なんて開けた社風なんでしょうか。
一方、私の妹(建設資材メーカー、総務人事職)が勤める会社では、5月に全社での一斉有休取得日があって、なんとその日にボーリング大会があるそうです。
妹よ!大丈夫!?
「有給は自分の自由にとりたい」とか「暗黙の強制参加反対!」とか「ブラック」とか言われない!?
働く環境も、急速に現代風にアップデートされていく会社と、時代に取り残される(言い方を変えれば古き良き時代を継承する)会社に二極化されているように思えます。
色んな価値観や多様性が広く認識される世の中で、有給休暇の有り様ひとつとっても、最適解を見つけるのが難しい時代になってきましたね。
長男だって、頻繁に休んで旅行に行っているように感じるけど、平均すれば月に1日程度有給取得しているにすぎず、有休取得率だって100%に達しているわけでもありません。
親世代から子どもへできるアドバイスなんて「人としてどうか」以外はもうないように思われます。