昨日、2月末で退職した会社の退職金がやっと振り込まれました。
勤続年数を勘案しても、これまで勤めた同業の会社の中で最も少ない額でした。。。
前々職と比較すると三分の一、前職と比較すると四分の一です。
今は終身雇用も崩壊して、どんどん転職していくのが普通の世の中ですが、私の時代はそうでもありませんでした。
同世代の連れ合いは卒業して再雇用の今でも一貫して同じ会社で勤めていますので、退職金は満額受け取っています。
一方私は、ある程度仕事の内容が安定して、同じことの繰り返しが始まりだすと新しい仕事にチャレンジしたくなるタイプ。
なので、わりと頻繁に転職してきました。
勤めた年数がそれぞれ少ないのですから、もともと退職金なんて「あってないもの」という認識ではいましたが、こうして退職金の額を比較してみると同業の中でも歴然と支払いレベルの差があるのだな、ということがよくわかります。
これまでの自分にとっての転職はステップアップの手段でもありました。
会社の規模と自分の収入です。
30代半ばまでは順調にステップアップの転職をすることができてきましたが、40代後半での最後の転職では、ステップアップどころか想像以上に職の選択肢がなくて、自分という属性の転職市場での需要のなさを見せつけられる結果となりました。
最後の転職だけは、前向きなチャレンジではなくて交代した経営者のパワハラが原因でしたので、緊急避難的にただちに仕事を見つける必要があって、やむなしの転職ではあったのですが。
転職は、その時々の縁、というのはあると思います。
10年近くも勤めさせてもらった最後の会社は、給与レベルが低いとはいえ人間関係の非常に良い会社で、間違いなく私にとって縁のあった会社です。
退職金支給レベルが最も低いという現実も、同時に受け入れなくてはいけません。