私の父親は田舎の次男坊のため、仏壇はおろか自分たちの入るべきお墓もありません。
母親も四人きょうだいで、お墓は次男である叔父が継承しています。
私の連れ合いの方は、自身は長男ですが両親が離婚して母親に養育されたので、やはりお墓はありません。
連れ合いの母親は昨年亡くなって、本人の希望で大阪天王寺の永代供養のお寺「一心寺」に納骨しました。
というわけで、将来私の両親と私たち夫婦の遺骨の収まる場所は未定です。
現代ではお墓があること自体、手間もお金もかかるということで墓じまいする人も増えていますよね。
でも亡くなったら「遺骨」は残るわけで。
家族のものなら「手元供養」も一つの方法ですが、子や孫の世代まで遺骨を手元に残すのはさすがに子供の配偶者にも迷惑です。
ですので、自分のエンディングノートには、連れ合いのお骨と一緒にどこでもいいので永代供養のお寺に納骨してくたさい、書いています。
5歳年上の連れ合いが先立ち、その遺骨を私が亡くなるまで手元供養する、という前提ではありますが。
実家の両親はエンディングノートも書いてくれている様子がなく、口頭では父は「わしは海へ撒いてくれ」、母は「一心寺さんでええわー」とこれまたバラバラのリクエストです。
そして今まだ独り身の妹はこう言っています。
「私は焼き切って!」
ちなみに遺骨を灰になるまで焼き切る、というのはできる自治体がごく限られているという記事をよく目にします。
同様に収骨しない(遺骨を引き取らない)という選択も、実はできないところが多いようなので、希望するならできるかどうかは事前の確認するのがよさそうです。
焼き切りと呼ばれる火葬で骨を残さない方法|遺骨の処分方法についても解説|小さなお葬式
安易にエンディングノートに「焼き切ってくれ」とは書かない方がよさそうですね。