なこのすけらいふ

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50代の日常は省エネ設定で

若い頃っていつでもどこでも居眠りできたなぁ、と最近気づくようになりました。

今、毎日約一時間かけて通勤しています。

バス5分→電車30分→地下鉄5分→徒歩5分というルートです。

で、一番長いのが電車30分、朝夕まず座れることはないですが、ごくたまに前の席が空いたりして座れることがあります。

通勤電車で30分も座れるなら、みなさん何をしますか?スマホ?読書?それとも居眠りですか?

思い起こせば若い頃の通勤では電車は10~15分ごとに乗り換えでしたが、それでも座れようものなら即爆睡でした。なんなら立っていても吊革につかまってウトウト。

それほどまでに身体は休息を欲していたのでしょうか。

今朝の通勤電車でも、見渡してみると座っている人も立っている人も半分以上の人が目を閉じていました。

ところが私はここ数年、電車で居眠りするということがほぼなくなっているのです。

「年をとると眠れなくなる」というあれでしょうか。

いや、私なりに自分について考えてみると、年を追うごとに体力は落ち、自分にできることの量が減ってきました。

その反面、知恵はだんだんとついてきて、若い頃よりは物事を要領よくこなすようになっていると思います。

昔は自分の限界を見極められずキャパオーバーになって、何年もパニック障害に付き合うハメにもなりました。

小心者ゆえに「明日何があるかわからないから、今できることは今終わらせなければ」という脅迫観念がつきまとい帰宅はいつも深夜、翌朝職場で、「あれ?さっきまで私ここにいたよね?」と自分の現在地がわからない状態になっていました。

今では図太く「明日できることは今日やらない」をモットーにしています。

無理は禁物、連れ合いにも常日頃「根を詰めるな、休め」と注意されています。

若い頃はエネルギー高め設定でなんとかなったところが、今は低めの省エネ設定といったところでしょうか。

そもそも今は空気の薄い高地に居るようなもので、決して無理はきかないことを肝に命じなくてはいけません。

50代は、細く、長ーく、ですね。。。!