なこのすけらいふ

体験したこと、感じたこと、考えたこと

本サイトのコンテンツにはプロモーションを含みます

学校時代に習った和歌

奈良の元興寺。ならまちにありますが、まだ行ったことがありません。

白珠(しらたま)は 人に知らえず 知らずともよし 知らずとも 我し知れらば 知らずともよし

こちらは万葉集の中の一首です。作者は「僧」とだけ伝わっています。

私はこの歌を高校時代に国語で習い、今でもとても印象に残っています。

この歌の注釈は

一説によると「元興寺の僧が一人修行を積んで智識も多かったが、世に顕われるところとならず、人々が軽蔑していた。これによって僧がこの歌を作って自身の才能を嘆いた」という。

万葉百科 奈良県立万葉文化館より引用

となっています。

簡単にいうと「ナルシストの負け惜しみ」的な歌といえるかもしれません。

しかし人は誰でも多少はこのような心情を、心のどこかに燻ぶらせているものではないでしょうか。

 

この歌は、当時すでに高校生にして未だ中二病の重症者だった私としては、ズバリ心の真ん中を射抜いたというべきものでした。

ただ、高校時代の自分と今の自分で異なることがあるとすれば、「他人にはわからない」と嘆いて終わるのではなく、家族や親しい周囲の人々と尊重しあって、例え自分のすべてを理解されるものではないとしても「愛と感謝」を持って生きていけるだけの力はついたという点です。

 

「愛と感謝」はSuperflyの楽曲ですが、シンプルながら素直にまっすぐ心に響いてくる歌詞が素晴らしいと思います。

カラオケでは難易度の高いSuperflyの楽曲の中では比較的歌いやすい曲でもあります。(笑)

www.uta-net.com