会社員生活も35年を越えようとしている56歳です。
最近、社内のメールのやりとりで気になる表現がふたつほどあります。
ひとつめは、「承知いたしました。」です。
いや、間違ってるとか、そういうことではないのですが、自分よりスッゴい上席の専務とか社長とか、あるいは得意先でなければ、社内は「了解いたしました。」でよくないですか?
なんか社内のいわば仲間的な存在のフランクな間柄だとこちらは思っているのに(こちらが思っているだけかもしれませんが)「承知いたしました。」と返された途端に、一瞬で目の前にものすごく高い壁を築かれたような気持ちになります。
もうひとつは「~していただきたいです。」という表現です。
40代以下の年代で多様されているこの文言ですが、これに関してはやや挑戦的な印象を感じてしまうのは私だけでしょうか。
「いただきたい。。。」まで丁寧なんですから、
「~していただきたいと思います。」
「~していただければと思います。」
「~していただけませんか。」
くらいソフトにまとめてほしいなぁ、と思うわけです。
特にここ数年、この「していただきたい派」勢力が一気に台頭しているように感じるのですが、気のせいでしょうか。
しかしながら、最近のネット情報ではどちらも丁寧な表現として積極的に使うように推奨されている記事を度々見かけます。
言葉は生き物、時代のニーズによって刻々と変化するものということは理解しているのですが、自分としてはどうも最近このふたつは気になってしょうがありません。
亡くなった祖母がよく「昔人間には理解ができない」と時代の変化を色々とボヤいていましたが、私もそろそろそっち側の住人になりつつあるのでしょうか。。。