昨日、映画『ブルーピリオド』をみてきました。
何事もそつなくこなすけど、熱中するものがなくモヤモヤしていた男子高校生が、美術に触れて絵を描くことが大好きになり、難関の藝大受験を目指す、という青春ドラマでした。
美大受験を目指す主人公や親たちにも
・絵でどうやって食べていくの?
・好きなことに努力する人は最強
このふたつの問題で悩みます。
映画の進行上、この問題を深堀することはなかったですが、進路選択の実情としては一番切実な課題ではと思いました。
多くの人にとって「好きなこと」への情熱は高校生時代にピークを迎えると思いますが、「どうやって食べるの?」という問いに関して、答えを出せる人は少ないのでは。
そもそも、大学は勉強するところであって、就職するための予備校ではないはず。
「とはいえ、現実問題は。。。」とやっぱり答えは出ないですね。
でも、好きなことにとことん努力をした、という経験は、その後の人生において決してマイナスにはならないと信じたいです。
どちらを選んでも、自分なりに人生をやりきることさえできれば、それでいいのかな、と大人になった今は思います。
私が映画の中で特に印象的に感じたのは、受験の予備校や試験会場の様子がとてもリアルだったことです。
女装の高校生「ユカちゃん」を演じた役者さんの女装というカテゴリを超えたビジュアル(ファッション)の美しさも眼福でした。。!