昨日の続きです。
昨日は連れ合いと京都へイタリアンのランチをしにいきました。
場所は高台寺のお向かいで、お庭や建物から法観寺の八坂の塔の眺めがすばらしい景観の地区です。
私たちは京阪の「祇園四条」駅からぽちぽちと歩いて向かいました。
距離的には10数分ですが、昨日の猛暑は歩くのも大変でした。
季節がよければ散策するのにも京都らしさが感じられる素敵な地域のはずですが、春や秋は人と通りは大変なことになりそうですね。
駅から向かう先には。。。
なんと、JRAの馬券売り場、ウィンズがありました!
ちゃんと風景になじんでいます。
このあたりは美観地区となっていて、メインの通りには電柱も地下に埋められていて、通りに面した窓は格子窓になっています。
ウィンズも例外ではないということですね。
もう少し歩くと目的地に着きました。
こちらのレストランは昭和4年に建てられた日本画家の竹内栖鳳さんの私宅を利用して営業しています。
エントランスは写真のようになっていて、わかりやすいとはいえません。
左側に控えめにメニューが置かれてはいますが、予約なしでフラっと入る人は少ないでしょうね。
私たちは、建物と館内に展示されている竹内栖鳳さんの絵を見せてもらえるツアー付きのコースを予約していたので、この入り口にスタッフさんが待っていてくれました。
静かな佇まいのお庭からのこの眺め、なんと贅沢な立地でしょうか。。!
館内は絵も含めて撮影OKをいただきました。竹内栖鳳さんは亡くなって50年以上ですので、ちょっと紹介させていただきますね。
竹内栖鳳さんの作品の展示は多くはありませんが鳥や亀、鰹を描いた小品を中心に展示されていました。
ツバキの枝にとまる2羽の雀。正面向きの雀の目の周り、余白の残し方がスゴイ!
こちらは大きな金屏風に1羽だけ描かれた雀ですが、少ない筆数でこの存在感と躍動感、胡粉の白が美しい、上手すぎです。。。!
ほとんどの絵がガラスで保護されていますが、間近で見ることができてとてもよい機会でした。
美術展ではこんな近くで見れないですから。
こちらのレストランでは結婚式もできるようになっていて、披露宴会場やチャペルも見せていただきました。
何と言ってもお庭の眺めが素晴らしいですね。
館内ツアー担当のスタッフさんもとても丁寧に説明してくださいましたが、なにぶん時間に限りがあるのでゆっくり見たい私としてはそこは残念でしたが仕方ありません。
ツアーが終わってお食事です。
下の写真の吹き抜けの下がレストランです。
昨日のメニューは、ウェルカムドリンク、マッシュルームのポタージュ、サーモンのカルパッチョ、ボロネーゼパスタ、牛フィレステーキ、デザート、コーヒーの流れでした。
このウェルカムドリンク、ほんのり甘味のあるほうじ茶の香りのする炭酸飲料ですが、初めての感覚で、すごく美味しかったです。
お料理の写真は全部撮れなかったのですが、どれも満足のおいしさでした。
普段あまり高級なお料理は食べ慣れていませんが、ステーキのバルサミコ酢のソースは特においしかったです。
なんとかおうちで再現できないかしら。。。
デザートの写真を撮ったつもりでしたが、データが残っておらず残念なのですが、私の選んだデザート「和栗のモンブランミルフィーユ」、これも絶品でした。
サクサクのパイ生地、モンブランのたっぷりの栗感。。。!
館内ツアーは私たちの他は一人参加の男性だけでしたが、平日にもかかわらずレストランは満席でした。
サービススタッフもブライダルもやっているところなのでとても笑顔が素敵で丁寧です。
レストランを後にして、私の日本画の先生の個展と、京セラ美術館の企画展を見てから、帰途につきました。
昨日は「暑い!」ということだけは大変でしたが、とても楽しい一日になりました。