少し前に、「そろそろ退職してなんの役にも立たない勉強がしてみたい」と書いたのですが、先週ついに会社員をリタイアする決心をしました。
定年まで3年を残してのアーリーリタイアです。
卒業してから35年、会社は何度も変わりましたが一貫してサラリーマンとして過ごしてきました。
Wワークをしていた時期もあり、とにかく「働く」ということは私にとってずっと、とても中毒性の強い生き方だったのです。
きっと「働く」ということの価値を過剰に評価しているのでしょう。
他者評価を気にし過ぎていて、「役に立たなければならない」という強迫観念のようなものに支配されてきたような気もします。
しかし、9年前の48歳での最後の転職以来、働くモチベーションは少しずつ下がってきているのを感じていました。
自分でも「後進に道を譲らなければ」という気持ちで前に出ることを控え気味にもしてきましたので、ある意味望んだ結果でもあるのですが。
連れ合いの母を昨年見送り、次は自分の両親の介護が近い将来にやってきます。
タイミングとしても、それまでの間しか、自分が元気でやりたいことができる人生の期間がないような気がしました。
とりあえずは「働かない」ということがどういうことなのか、体感してみようと思っています。
仕事デトックスです。
絵を描いたり、映画を見たりもしてみたいです。
美術館巡りや、一人旅もしてみたい。
今まで手がかかりすぎて断念していたレシピにも挑戦したい。
今こんな気持ちでいますが、年金受給まで収入が断たれるのですから支出を減らす努力は必要です。
しばらくしたらまたアルバイトは始めるつもりです。
まだまだ迷いながらのシフトチェンジですが、長いようでそう長くもない人生をソフトランディング目指して操縦していきたいと思います。