1日ズレた雛祭りネタです。
私は妹とふたり姉妹で、物心ついたときから家には雛人形がありました。
雛人形、といえば赤い毛氈の雛壇飾りを想像しますが、我が家にあったのはガラスケースに入った「市松人形」、どうやら親戚からのもらい物のようでした。
そう、これ系です。
髪の毛伸びてきそうで、そして夜中歩いていそうで怖いやつです。
この男の子と女の子が並んでガラスケースに入っているタイプの市松人形を、両親は「これが我が家のお雛様だよ」と私たち姉妹に対して主張していましたた。
子供心に「これ、お雛様とはちょっとちゃうよな。だまされてるよな。」と思いつつ、従姉妹の所有の三人官女や五人囃子の豪勢な雛壇飾りがうらやましくて仕方ありませんでした。
しかも、雛人形って三月三日を過ぎて飾ったままだと、その家の女の子はお嫁にいけない、なんて迷信も昔はよく言われていましたよね。
ガラスケースの市松人形はサイズが大きすぎてしまう場所もなく、年がら年中タンスの上に乗せられ、放置されたまま、私たち姉妹は20代の後半を過ぎても独身のまま実家に居座っていました。
その市松人形ですが、その後どうなったかというと。。。
粗大ごみとして捨てました。。!
阪神淡路大震災の折に、タンスから落ちてガラスケースはこっぱみじん、人形は無事だったものの、その後引っ越しなどもあり、新しい家に不要なものはバッサリと処分したわけです。
「人形寺とかに供養に出さんでええの?」という意見も一瞬ありましたが、地震の後やることが多すぎて、そんなことには構ってられなくなりました。
ごめんね、あの日のいちまさんたち。
どうか、呪わないでください。。!