先日、今年の2月まで勤めていた会社の同僚と久しぶりに会って3時間ほど食事しながらおしゃべりしてきました。
ほぼ同時期に入社して、10年近くふたりだけの部署で一緒に仕事をしてきた人です。
職場は数人(多くても7人くらい)の小さな営業所でしたが、私たちふたり以外の人たちは長くて5年、短くて2ヶ月でどんどん入れ替わっていました。
彼女と話していて、
「去年の今頃はまだ働いていたんだなぁ。。。」
と不思議な気分です。
ちょうど1年前の今日は、まだ仕事の合間にデジタルでお絵描きを楽しんでいて、「いつかリアルでお絵描きしたいなぁ」なんてことを書いていました。
この前後に書いていたブログは、仕事での気づきや人間関係のこと、毎週木曜日に通っていた公営プールのこと、休日や仕事終わりに行ったお店なんかのことでした。
退職して一気に生活が変わって、今はもっぱら日常的なこと、自分の興味のあることや趣味的なことを書き連ねていることが多いです。
今まさに現役続行中の元同僚と話していて、歯を食いしばって、時には覚えず涙まで流して頑張っている様子、でも「この仕事が好きなんで!」と言う様子に、「終わった人」の自分と比較してある種の羨望の気持ちがわくのと同時に、「先にリタイアしてごめんね」という申し訳ない気持ちもわいてきます。
私の現役時代には、彼女は「なこさんがいるからこの会社、続けることができています」とよく言ってくれていました。
今、彼女は新しく入社した後輩に「あなたがいるから、なんとか頑張れています」と言ってもらえているそうです。
彼女は私よりちょうど一回り年下なので、私も後進によいタイミングで道を譲れたと思っています。
彼女の成長も実感できて、これからはこの先の自分の未来を切り開いていこう、と気持ちも新たになりました。
彼女とおしゃべりできて、よかったです。