なこのすけらいふ

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街路樹の「根上がり」問題を考える

先日、職場の前の街路樹のイチョウの木が一本、上半分がバッサリと切り落とされているのに気がつきました。



幹には「根上がりの為、9月~11月の間に伐採します」と書かれた札が付いています。(もう12月も終わりますが。。。)

根上がり。。?

樹木の根上がりとは、こういうことだそうです。

街路樹の根が盛り上がって、周囲の歩道など舗装部分を持ち上げたり、逆に街路樹の植えられた枡からはみ出した状態だ。
引用:「倒伏、根上がり……街路樹は根元に注目すべし」

news.yahoo.co.jp



イチョウなどの、そもそも大きくなる木は、そのぶん根も大きく伸びるけれど、街路樹では根の伸びるスペースが足りずに上に盛り上がってしまうらしいのです。

根が浅いと倒伏の危険性もあるし、根の周りが盛り上がって歩行の妨げにもなるということで、今各地で対策の必要性が出ているようです。

 

今、大阪市の御堂筋では、毎年恒例のイルミネーションがイチョウ並木に取り付けられており、私たちの目を楽しませてくれます。

ですがこれらのイルミネーションの重みもイチョウの木にとっては大きな負担になっているのかもしれません。

御堂筋のイルミネーション。取り付けるだけでも大変な作業です。

 

イチョウの寿命はもともと何百年もあるそうです。


人間の都合で歩道に持ってこられた街路樹なのに、たかだか4、50年で邪魔になったから伐採とは、なんともやりきれないような気持ちがします。