なこのすけらいふ

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遅ればせながら「敬老の日」に思うこと

そういえば、昨日は「敬老の日」でしたね。
もう何年も祝日も出勤しているため、もはや祝日の存在と、「なんの祝日か」がわからなくなっている56歳です。

ところで敬老の日って何かイベントしてますかorしてもらってますか?

子供のころは祖父母に対して「いつまでも長生きでいてね」的なお祝いをしていましたが、自分親が老境に入って「いつまでも長生きに。。。」などと無邪気にお祝いするのもちょっと違うような。で、両親には「敬老の日」には触れずにご機嫌伺いのLINEを送っておきました。

敬老の日は1966年に国民の祝日として制定されたました。

元をたどると兵庫県多可郡野間谷村が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨のもと「としよりの日」として55歳以上の人を対象にお祝いしたものから始まったとか。

ちょっと待て。
当時であればすでに私はお祝いされる側だったのね。

自分の親ですら老人と認めるのが困難な状況で、(80代で立派に老人なんだけど)「あなたをお祝いします!」といわれても面食らってしまいます。

現代では65歳からは前期高齢者、75歳からは後期高齢者と呼ばれています。55歳で年寄りと言われてもピンときませんが、サザエさんのお父さんである磯野波平さんは54歳の設定だそうです。当時としてはそろそろ定年退職、という年齢なんでしょうね。

野間谷村では「としよりの日」とのネーミングであったそうですが、「年寄り」とはもともと知識や経験が豊富な人という意味で、古くは大奥や幕府の重職の役職名でした。

そう思うと、高齢者、年配者、お年寄りと色々な老人の呼び方がありますが、私は将来はなんとなく「年寄り」と呼ばれたいかな、と思います。

案外いい響きですね、「としより」。

翁と媼。こちらもいい響きです。