なこのすけらいふ

体験したこと、感じたこと、考えたこと

本サイトのコンテンツにはプロモーションを含みます

朗読における「プロミネンス」とは

自作の朗読原稿。大人になって作文するとは思わなかった!

今日は月に2回のオンライン朗読レッスンの日でした。
コロナでオンライン朗読レッスンを始めて3年目、今、初めて自作のエッセイの朗読に挑戦しています。
オンライン朗読レッスンを始めたいきさつはよければ過去投稿をご覧ください。

 

nakolife.hatenablog.com

自作であろうとなかろうと、「エッセイ」というものを朗読するのが初めてでなかなかの苦労の連続。今まで読んできた登場人物がたくさん出てくるストーリー性のある読み物とは違って、特に起伏のない文章なので「淡々と読む」ことが求められます。

今日は先生から、「淡々と読む中にも一文ごとにちょっとしたエッセンスを盛り込むといいよ」ということを教わりました。そしてそれを「朗読におけるプロミネンス」というのだそうです。

「プロミネンス」といえば私のイメージは

太陽の表面の中でちょろっと盛大に炎が巻き上がっているやつ

という理解ですが、先生によると

ちょっとだけ際立っているけれど、太陽の大きさ全体からしたらめっちゃ些細なやつ

というイメージなのだそうです。

その「プロミネンス」を朗読の各センテンスに「忍び込ませる」ということが、今日教わったものです。

辞書などにはプロミネンスのことを「文中のある語句を強調するために,特に強く発音すること。」と説明されたりもしていますが、「特に強く」やってしまうと不自然に聞こえてしまうということでやはり「忍び込ませる」程度がよさそうです。

聞き手からは「あっ!ここにプロミネンスを置いているな。」とわかる必要はなく(プロの聞き手であればそのように聞いたりするのかもしれないですが)、サブリミナル効果のように聞き手の心に効いてくる感じが理想なのではないでしょうか。

具体的には自作エッセイの中での冒頭の一文

「昨年、私は38年務めた化学品メーカーの会社を定年となり、とりあえず嘱託社員としての再雇用を選んだ。」

においては「嘱託社員としての再雇用」の部分を立たせてもいいなぁと自分なりに思っていますが、それも自分なりに決めればよいようです。

エッセイと淡々と朗読するというのが苦痛で困っていたところですが、今日の朗読レッスンで少しまたコツがつかめたような気がします。

再来月にはオンラインで発表会があるそうなので、それに間に合うようにあと4回のレッスン、頑張ります!

 

お世話になっている朗読教室です。

www.office-ohana.com