なこのすけらいふ

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「入籍しました!」に違和感があるのは私だけなのか…?

結婚は確かにおめでたいことですが。。。

来ました!今日久々に本社からこのメールが。

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各位

先頃、○○部○○課の○○さんが、めでたくご入籍なさいました。つきましては有志によりお祝いをしたく、ご賛同頂ける方は…云々

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いやおめでたい!心から、おめでとう!

なんやけど、なんで結婚の届け出をみんな「入籍」って言うん?

 

「実は私、来月彼と入籍するんです!」
とか
「〇〇さんは結婚式は来年だけど、もう入籍を済ませているらしい」
とかって会話を聞くたびに、いちいち引っかかっているのは果たして私だけなのだろうか。。。私がおかしいのだろうか。。。とつまらないことで悩んでいます。

 

「3組に1組が離婚する」といわれる時代なので、たしかに結婚してバツイチの相手の戸籍に入る人もそれなりにいるのでしょうが、もし双方が初婚同士であれば結婚に際して「入籍」するパターンはかなり少ないです。

 

結婚イコール入籍ではないですよ
親の籍にいる初婚同士の男女が結婚(法律婚)する場合、役所に届け出るのは「婚姻届」です。ふたりがそれぞれ親の戸籍から抜けて、「婚姻」により新しく戸籍を作るわけなので、「結婚(法律婚)する=婚姻届を役所に提出する」というのは正しいです。

 

一方「入籍」というのは、もともと存在する戸籍へ入ることなので、例えば離婚などで既に前の結婚で自分の戸籍を持つ人が再婚する場合などは、相手の人は婚姻によって「入籍」となります。


つまり「私、来月カレと入籍します!」というのは、わざわざ「彼は再婚者なのです」と宣言していることになります。

いや、さすがにそんなことを宣言したいわけではないでしょうから、普通に「来月結婚します」と言っていただいた方が私的にはスッキリするのですが。

 

どうでもいいことになぜモヤるのかというと
私もみなさんが「結婚=入籍」という意味で「入籍」という言葉を使っているというのは十分わかっているのだけれど、なんか「入籍」って聞くとついモヤってしまいます。

 

なぜかというとですね。。。

 

現在、結婚する夫婦の96%が、「なぜか」男性側の姓を選択しています。

結婚するにあたり「ふたりで」新しい戸籍を作る際に戸籍の筆頭者を決める必要があり、筆頭者の姓がそのまま戸籍の姓になってしまうのですが、どちらが筆頭者になってもほぼ不都合ないはずなのに、96%が男性の姓を選択するって現状、不自然過ぎませんか?


入籍という言葉も、女性が男性の籍に入るイメージ(実際は違うのですが)がつきまとっているように感じてしまうのです。一家の代表者は「普通」男性でしょ、みたいな。

「選択的夫婦別姓制度」もなかなか進捗をみせませんしね。

私的には結婚したら「どちらでもない新しい姓を作ってよい」という選択肢もあっていいのでは、と思ってるんですが。

例えば、田中さんと佐藤さんが結婚したら「中藤さん」とか。
時代の価値観もどんどん変わっていきますしね。

 

どうでもいい「入籍」という言葉に、つい噛みついてしまった1日でした。